きんぞう・とりすけの金箔あまから問答 あぶらとり紙編

其の壱・吉鷹金箔本舗のあぶらとり紙について

とりすけ

「老舗の金箔屋だから最高級のあぶらとり紙を作れる、と言われても、ちょっとピンとこないんですけど…?」

とりすけ
きんぞう きんぞう

「そんなこともわからんのか!」

とりすけ

「わ、わたしはわかってます。お客様からのご質問です」

きんぞう

「そう…、じゃったな。金箔は金塊を打って、1万分の1ミリにまで薄く延ばして作るものなのじゃが、金箔を直接打つのではなく、和紙に挟んで打つのじゃ。その和紙が何万回も打たれるうちに、繊維がつぶれ、表面積が広がるにつれて、あぶら吸収がよくなっていることに金箔職人が気づき、それが『あぶらのよく取れる紙』として、金沢や京都の舞妓さんたちの間で噂になったのじゃ」

小間打ち
澄の引き入れ とりすけ

「金箔の副産物が口コミで広まったということですね」

きんぞう

「お前は意外にまとめ上手じゃな。だが、まだ少し話の続きがある。副産物としてのあぶらとり紙は数に限りがあるため、供給が間に合わず、値段も高くなってしまう。そこで、何万回も打った和紙の性質に酷似した紙が開発されたわけじゃ。それが、今、あぶらとり紙として、販売されている紙なのじゃよ」

とりすけ

「よくわかりました。でも、吉鷹金箔本舗のあぶらとり紙と、ほかの金箔屋さんのあぶらとり紙の違いは何なんですか」

きんぞう

「いい質問じゃ。吉鷹金箔本舗では、金箔の打ち紙に基づいた製法にとどまらず、実験を重ね、さらに2工程を加えて、あぶらの吸収力を高めておる。だからこそ、品質には絶対の自信を持っておるのじゃ」

とりすけ

「お客様の肌質などに応じて、20種類以上のあぶらとり紙を揃えていますから、いろいろと使い比べて、お気に入りのあぶらとり紙を見つけていただきたいものですね」

きんぞう

「お前は意外に商売上手じゃの!」

模様入りあぶらとり紙

其の弐・模様入りのあぶらとり紙について

とりすけ

「わたくしも使っている『福助の浮き出るあぶらとり紙』は印刷の技術も加えた、新しいタイプのあぶらとり紙ですが、肌への影響はないのでしょうか?」

きんぞう

「それもいい質問じゃ。我が社ではあぶらとり紙自体に『透かしプリント』『アブラを取ると浮き出るプリント』『プリント模様』など印刷を施した商品を取り扱っておる。肌に触れるものなので、インクなどはドイツの食品衛生法の検査をとおった安全なものを使用しておるぞ。ドイツの食品衛生法は、口などを拭く紙ナプキンの文化が発達しておるので、肌に触れる紙ヘの印刷の規制は日本の法律にはないような細かい部分まで決められているんじゃ。今の日本のあぶらとり紙業界でこの法律の基準を通ったインクなどを使用しているところは他にはほとんどないのじゃよ。だからいろいろな企業様から、透かし印刷やロゴ印刷を施したあぶらとり紙の注文がたくさんきているというわけなんじゃ。」

其の三・バラエティに富んだパッケージについて

とりすけ

「なるほど〜、しかし、お客様は紙質だけであぶらとり紙を選ぶわけではないのでは?」

きんぞう

「もちろん紙質が第一じゃが、第二の選択基準としてサイズやパッケージの形態もポイントじゃ。だから吉鷹金箔本舗では、ポーチやかばんのサイズに合わせ、パッケージにも工夫をしておるのじゃ。メモ帳形式の『天のりタイプ』一枚ずつ取り出しやすい『ポップアップタイプ』引きだし式になっている『シートタイプ』、それにお客様のご要望に応じて枚数を替えられる『ブックマッチタイプ』などなど。毎日使うものじゃからお客様が満足できるサイズやパッケージ作りを心がけておるんじゃ。」

パッケージ

其の四・顔のニオイも取るあぶらとり紙 ニオイ消しの魔術紙について

「あの…。実は最近、画期的なあぶらとり紙が売り出されたと小耳にはさんだのですが…。確か、『ニオイ消しの魔術紙』と言ってたような…」

「お前の耳はなかなかよい耳をしておるな。実はな、わが社から『ニオイ消しの魔術紙』という顔のニオイを取るあぶらとり紙が発売されたのじゃ。今まであまり気に止められてなかった顔の嫌なニオイを取ってくれるのじゃ。顔にはファンデーションや皮脂や汗などにタバコやホコリなどが付着して嫌なニオイを発しておる。それを魔術のように瞬間吸収してくれる優れものなのじゃ。」

とりすけ

「顔にはずいぶんと嫌なニオイがたくさん付いていたのですね。わたしもちりめん問屋のお美代ちゃんに嫌われないよう、早速使わなくては!それにしても顔のニオイを瞬間にして吸収するとは驚きですね。」

きんぞう

「そうじゃ。この『ニオイ消しの魔術紙』脱臭抗菌効果のある天然竹炭を配合した特別仕様紙を使っておるので、ニオイとアブラを瞬間にW吸収することができるのじゃ。竹炭は、木炭よりもミクロの孔がたくさん開いた構造になっており、そのため脱臭や調湿の効果をはじめ、そこに住みついた微生物による殺菌効果も得られるのじゃ。」

とりすけ

「なんだかおもしろい紙ですね…。」

きんぞう

「竹炭配合の黒色面でアブラとニオイを吸収し、白色面では汗を吸収してくれるのじゃ。」

「聞けば聞くほど魔術がかかっているようなあぶらとり紙なんですね。」

あぶらとり紙商品ご案内